教育・研究 スタッフ教育・研修
善仁会グループでは、医療・福祉のプロ集団として、すべてのスタッフが「お客さまの心の満足」を目指すべく、教育研修プログラムを受講しています。その中から取り組みの一部をご紹介いたします。
教育研修センター
善仁会グループ本部にある教育研修センターでは、グループ施設に新たに入社された方の新入社員研修が毎月実施されています。また、新入社員研修以外にも、既存社員に向けた専門スキル開発、緊急時対応(BLS)、医療安全管理、感染対策、外部招聘講演などのさまざまな教育研修が行われています。
教育体制
新入社員研修
入社部門や職種に関わらず、すべての新入社員に研修を実施しています。 どの職種でも、経験の有無に関わらず安心して業務が開始できるようカリキュラムを設定しています。
入社1週目は、善仁会グループの理念である「思いやりの心」をご理解いただくための接遇研修や、基本的な考え方、組織人としての基礎を学びます。
2週目からは、部門・職種に分かれての研修となり、それぞれの業務に必要な知識を学びます。特に人工透析に従事するスタッフは、専門的知識・技術が必要となるため、その基礎を約2週間教育研修センターで徹底的に学び、その後配属施設でのOJTとなります。
職種別カリキュラム
職種別にカリキュラムやマニュアルを用意し、教育・キャリア開発を行っています。 特にグループ内に在籍者が多い、看護師・臨床工学技士等の職種では、体系的な教育プログラムやキャリア開発の仕組みを作っています。
研修後は個々の施設に分かれて業務を行いますが、どの施設に配属されても同じカリキュラム、同じ評価システムで平等にキャリアアップを図ることができます。
選択型研修(カフェテリア研修)
「もっと知識を深めたい」「業務の質を高めたい」といった個々のスキルアップのための学びの機会として、好きな研修を自分で選んで受講できるカフェテリア研修を実施しています。
医療的な知識・技術だけでなく、コミュニケーション力、マネジメント力といった人間関係力強化のためのプログラムも準備しています。医療技術職だけでなく、サポートスタッフや事務職も参加できるプログラムも準備し、スタッフ一人ひとりの「学びたい」という思いに応えます。
講演
外部より著名な先生方をお招きし、スタッフの知識・見聞を深めるための機会を設けています。年に1度の研究報告会での特別講演に加え、グループスタッフに向けた講演会も不定期に実施しています。
働きやすい
環境づくりのために
職場意識調査
善仁会グループでは、全部門・全施設のスタッフを対象に、年に1度、「職場意識調査」を実施しています。これは各施設や各部署などの状況について、無記名で投稿をする調査で、所定の項目に対する状況調査に加え、日頃周囲や上司などに直接伝えづらい思いや悩み、職場の問題点などを個別に法人に提起できる機会です。「風通しの良い」職場づくりに役立てています。
2023年 職場意識調査結果
全職員に対し、約60の設問を実施し、その回答により職員の意識や行動などの傾向を数値化します。良い点、長所は伸ばし、モラルハザードがあれば早期に摘み取ることで、働きやすい職場作りを進めています。スタッフにとっての良い環境作りを通して、よりモチベーションを高め、よりよいサービスの実現につなげていきます。
概要
実施日:2023年4月、実施方法:回答は無記名とし、インターネット上のフォームに入力、対象者:全職員、回答率:89.8%
調査項目
- 職場の意識
- 働いている「職場」に関し、お客さま対応やルールの遵守などについて問うものです。
- 個人の意識
- 回答者「個人」が、業務に対し充実感を得られているか、などについて問うものです。
- 組織
- 日々の業務の中、「組織」で働くうえでの状況や意識を問うものです。
- 仕事の仕組み
- 業務の量や改善状況をはじめ、回答者の就労環境などについて問うものです。
- 指導
- 回答者の上司について、指導力や計画性など、そのマネジメントについて問うものです。
- 理念の推進
- グループの理念や研修で学んだことを業務で実践できているかを問うものです。
- コンプライアンス
- 法令に則った行動を取っているかを問うものです。
調査結果
項目別点数
(各100点満点)
2023年総括 総合点 74.4点
6項目で前年よりポイント上昇し、1項目で昨年と同水準を維持した。
また、最も平均点が高かった項目は「コンプライアンス」で、前年より1.1ポイント上昇した。
総合点 3カ年比較
総合点は、前年より0.5ポイント上昇し74.4点であった。
2022年は2021年よりも0.4ポイント低下したが、2023年は2021年を上回って上昇した。
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